【Blender】トラブル対処法:レンダー画像が潰れる・歪む、レンダーでまだら模様のようなノイズができる

Blender

 Blenderで起こるトラブルの解決方法の一部を簡単に解説します。Blenderにはたくさん機能があり、ショートカットキーも存在します。Blenderに慣れていない初心者のうちは知らない間にボタンを押してしまうことがあり、トラブルが発生することも多々あります。そこで今回は初心者にありがちなものについて紹介しようと思います。ネットで探しても情報がなく、解決策を見つけるのに時間がかかったトラブルも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

トラブルと解決方法

今回紹介するのはタイトルにも記した以下のトラブルです。

  • レンダー画像がつぶれたようになる・歪んだようになる
  • レンダーでまだら模様のようなノイズが発生する

レンダー画像がつぶれたようになる・歪んだようになる

           正常なレンダー画像
           意図しないレンダー画像

 上の画像のように立体感がなくなるような意図しないレンダー画像になる原因は、アスペクトの値を変更したためだと考えられます。

 アスペクトの値は、何も変更していない状態ではXもYも1です。しかし、画像のようにアスペクトをX4.5:Y8に変更しレンダー画像を確認すると、立体感がなくなり、つぶれたような画像になりました。

 レンダー画像がつぶれたような感じになってしまったら、出力プロパティのフォーマットからアスペクトを確認し、X,Yを両方とも1にしてみてください。

 アスペクト比は画像の画素数の比のことで、これを変更したことで画像がつぶれたようになってしまったのです。

 アスペクトを変更すると、上の画像のようにカメラフレームの大きさが変化します。そのため、アスペクト比が何か分からず、値を変えてみただけだとカメラフレームの大きさを変えられると思ってしまいます。その結果、レンダー画像が意図しないものになってしまいます。

 カメラフレームの大きさを変えたいときは、アスペクトの上にある解像度の値を変更してください。そうすることでレンダー画像がつぶれることなくフレームの大きさを変えることが出来ます。

レンダーでまだら模様のようなノイズが発生する

正常なマテリアル
意図しないマテリアル

 上の画像のように黒っぽい模様が意図せず発生した場合についての対処法です。これについて調べると、サンプリング数を上げる方法やデノイズを使う方法が出てきたのですが、それを試しても変化がありませんでした。

 いろいろ試した結果見つかった原因は「モディファイアーの順番」です。

 モディファイアーは上から順番に影響を受けるため、順番を考える必要があります。
 今回はサブディビジョンサーフェスが上の方にあった時、黒っぽい模様が発生しました。そのため対処法としては、サブディビジョンサーフェスを一番下に移動させるだけです。こうすることで、正常なマテリアルになりました。

 このような球体を作った時に、真ん中が出っ張ったような線ができる原因も、サブディビジョンサーフェスの位置が関係していると考えられます。

まとめ

 今回は以上の2つについて解説しました。調べても出てこないようなトラブルがあれば、原因と対処法を探して共有していきたいと思います。

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